190405
「こだわり」とは元々、些細なことに執着する様子を指す。
アッシュ系の色に髪の毛をしたいという「こだわり」。
マンガやラノベの購入特典への「こだわり」。
気になる鉄道模型は揃えておきたいという「こだわり」。
可愛いと思ったフィギュアは手元に置いておきたいという「こだわり」。
こういった「こだわり」の集積体が僕である。
見てくれの「こだわり」のせいで、またイベントに参加したいという「こだわり」のせいで応募の時点で仕事が限られる。
諸々のオタク的「こだわり」のせいで資金繰りが困窮状態に陥る。
自分を形作る「こだわり」のせいで自分が破滅する。
「こだわり」を幾らか捨てたら楽になれるのだと思う反面、自分が自分でなくなる気がして躊躇している。
「こだわり」にこだわるようになった今、いよいよ終わりだと思う。